実証研究テーマ4
リアルワールド自動車空力性能の予測
神戸大学、理化学研究所、山梨大学、
HPCを活用した自動車次世代CAEコンソーシアム
概要
風洞では再現できない大気乱流変動下で、自動車自由運動に加えて構造変形やドライバ反応も組み込んだ、実走行状態の自動車の空力性能(空気抵抗、操安性、横風安全性等)の、車体形状再現性を数ミリまで高めた高解像度・長時間シミュレーションによる評価を実現します。
取組内容
燃費惰行試験と操安評価試験の代替え
車体周りの流れ場解析と車体六自由運動、さらには車輪の回転や舵角変化もカップリングさせた連成解析を行います。車体運動に対してはドライバの反応モデル、ステアリングモデル、パワートレインモデル、タイヤモデルを組み込み、より忠実な車両挙動の再現を行います。また、CUBEの特長である流体・構造統一解法を用いて、車体の構造剛性や、付加物の風圧による構造変化も再現します。
その他
期待される効果
・リアルワールド空力シミュレーションを世界初で実現
・設計上流で燃費、操安性、乗り心地といった多目的評価を実現
利用するアプリケーション
CUBE