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第7回HPCものづくり統合ワークショップ
ごあいさつ
スーパーコンピュータ「富岳」はSociety 5.0の実現に大きく貢献することが期待され、HPCに加えてデータ科学的手法の研究開発を実施するためにも不可欠な計算基盤として位置付けられています。「富岳」の共用が開始されてから2年あまりが経過しましたが、すでに多くの成果が創出されています。「富岳」成果創出加速プログラムは、「富岳」を駆使することによって、世界を先導する成果を創出することを目的として、令和2年度に開始されました。これまでに19課題が実施され、現在は令和3年度に採択された3課題、および今年度(令和5年度)に採択された17課題を合わせて、合計20課題が実施されています。
本ワークショップは、「富岳」成果創出加速プログラムの課題のうち、特にものづくり分野との関連が深い6つの課題の実施者によって企画されたものです。本ワークショップは、「富岳」を利用して得られた最新の成果を共有し、ポスト「富岳」の時代におけるHPCの利活用に関して展望するとともに、HPCの利用技術の効果的展開や有用なアプリケーション機能に関する、技術的議論の場を提供することを目的としています。
第7回は、これまで「富岳」を利用して得た成果を概観し、ポスト「富岳」時代を見据えた、最新鋭のスーパーコンピュータにおけるものづくりシミュレーション技術について展望します。
多数の皆様のご参加をお待ちしています。
東京大学生産技術研究所 教授
課題責任者 加藤千幸
会場案内
東京大学生産技術研究所 大会議室(An301・302)、および、Webex Webinars
参加費
無料
プログラムと参加申込み
A. 「富岳」成果創出加速プログラム課題の 最新状況
(2023年12月05日10:00~12:05)
定員: 100名(オンサイト参加: 50名)
詳細情報
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B. 「富岳」等の利用成果
(2023年12月05日13:00~14:40)
定員: 100名(オンサイト参加: 50名)
詳細情報
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C. ポスト「富岳」時代を見据えたHPC技術と その産業応用への期待
(2023年12月05日14:50~17:00)
定員: 100名(オンサイト参加: 50名)
詳細情報
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※お申込みの際は、参加希望セッションをお選びください。複数のセッションの選択が可能です。
各セッションの内容は詳細情報をご確認ください。
A.「富岳」成果創出加速プログラム課題の最新状況 セッション
「富岳」成果創出加速プログラムの課題のうち、ものづくり分野との関連が深い6つの課題に関する最新の状況を報告いただき、HPCの利用技術について議論します。
プログラム
2023年12月05日
10:00-10:05 |
開会の挨拶
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10:05-10:35 |
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10:35-11:05 |
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Society 5.0時代のスマートデザインプロジェクトの概要について
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坪倉誠
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神戸大学大学院システム情報学研究科/理化学研究所計算科学研究センター 教授/チームリーダー
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11:05-11:35 |
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「富岳」航空機プロジェクト:高忠実な圧縮性流体解析基盤アプリFFVHC-ACEの今後の展開と最新状況
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11:35-12:05 |
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ものづくり分野におけるHPCシミュレーションの応用 ~現状と今後の展望~
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12:05-13:00 |
昼食休憩 |
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※プログラムは変更になることがあります。 |
B.「富岳」等の利用成果 セッション
これまでに「富岳」等を利用して得た成果を報告いただき、現状のHPCの利用技術について議論します。
プログラム
2023年12月05日
13:00-13:25 |
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スーパーコンピュータを活用した次世代タイヤ材料の開発
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角田昌也
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住友ゴム工業株式会社研究開発本部 研究第一部長
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13:25-13:50 |
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性能・騒音を目的変数とするボックスファン多目的最適化計算結果の分析
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山出吉伸
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みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社サイエンスソリューション部 課長
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13:50-14:15 |
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乱流微粒化モデルを統合した大規模LESによる航空用エンジン燃焼器性能の推定
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14:15-14:40 |
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杉山裕樹
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阪神高速道路株式会社(一般財団法人阪神高速先進技術研究所調査研究部 橋梁・構造研究室長 上席研究員(出向中))
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14:40-14:50 |
コーヒーブレイク |
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※プログラムは変更になることがあります。 |
C.ポスト「富岳」時代を見据えたHPC技術とその産業応用への期待
セッション
最新のハードウェアの動向や利用環境を概観し、それを踏まえて、ポスト「富岳」時代を見据えた、スーパーコンピュータにおけるものづくりシミュレーション技術について展望します。
プログラム
2023年12月05日
14:50-15:15 |
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HPC+AI/デジタルツインが実現するものづくりHPC分野の実例と未来像.システムアーキテクチャについて
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Ian Karin
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NVIDIA Corporation, Principal Engineer
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永田聡美
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エヌビディア合同会社エンタープライズ事業部
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15:15-15:40 |
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次世代計算基盤に係る調査研究事業の検討状況について
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佐野健太郎
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理化学研究所計算科学研究センター チームリーダー
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15:40-16:05 |
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富岳における非構造格子アプリケーションの通信最適化
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中村宜文
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理化学研究所計算科学研究センター運用技術部門 技師
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16:05-16:30 |
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深層学習を用いたシミュレーション結果を予測する代理モデル開発の取り組み
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16:30-16:55 |
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亀谷幸憲
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明治大学理工学部機械情報工学科 専任講師
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16:55-17:00 |
閉会の挨拶
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※プログラムは変更になることがあります。 |
お問い合わせ
東京大学生産技術研究所 革新的シミュレーション研究センター
主催
東京大学生産技術研究所 革新的シミュレーション研究センター
共催
東京大学大学院工学系研究科 「富岳」成果創出加速プログラム 「スーパーシミュレーションとAI を連携活用した実機クリーンエネルギーシステムのデジタルツインの構築と活用」プロジェクト
理化学研究所計算科学研究センター 「富岳」成果創出加速プログラム 「『富岳』が拓くSociety 5.0時代のスマートデザイン」プロジェクト
東北大学大学院工学研究科 「富岳」成果創出加速プログラム 「航空機デジタルフライトが拓く体開発DXに向けた実証研究」プロジェクト
協力
スーパーコンピューティング技術産業応用協議会